オールオン6は、6本のインプラントで片顎全体の人工歯を支える治療法です。複数の処置を同日に行うため、手術時間がどのくらいか気になる方も少なくありません。あらかじめ当日の流れや所要時間を知っておくことで、予定を立てやすくなり、不安の軽減にもつながります。
この記事では、オールオン6の手術時間の目安や当日の流れ、術前後の注意点について解説します。
オールオン6の手術時間はどのくらいですか?
片顎で2~4時間ほどが目安です。
オールオン6では、6本のインプラントを埋め込み、その日のうちに仮歯を装着する流れが一般的です。歯がない期間を作らず、早い段階から見た目や噛む機能を回復できる点が特徴です。上下の顎を同時に治療する場合は、4~6時間ほどかかることもあります。
ただし、実際の滞在時間は手術だけではありません。術前の準備や麻酔、術後の説明などを含めると、来院から帰宅まで半日程度かかることもあります。
当日は予定を詰め込みすぎず、時間に余裕を持っておくことが大切です。付き添いを依頼できるかも、事前に確認しておくと安心です。
手術時間が長くなるケースを教えてください
抜歯や骨造成を同時に行う場合は、通常より時間がかかります。
オールオン6では、残っている歯を抜いてからインプラントを埋め込むことがあります。抜歯する本数が多い場合や、抜きにくい歯がある場合は、その分処置時間が延びます。
また、骨の量が不足している場合には、骨造成を併用することがあります。とくに上あごの奥歯では、副鼻腔との位置関係を確認しながら慎重に進める必要があります。
事前の歯科用CTによって治療計画は立てられていますが、骨の状態によっては時間をかけて位置や角度を調整することもあります。
身体への負担を考え、上下の顎を別日に分けて行うケースもあります。治療方法は、骨の状態や体力、希望を踏まえて決定されます。
手術当日の流れを教えてください
来院後、体調確認を行ってから麻酔をかけ、手術へ進みます。
まず、血圧などの全身状態を確認し、治療内容について最終確認を行います。静脈内鎮静法を使用する場合は、点滴などの準備も行います。麻酔が十分に効いたことを確認した後、必要な歯を抜き、歯茎を切開してインプラントを埋め込む処置を進めます。
6本のインプラントは、事前の計画に沿って適切な位置へ埋入されます。骨の状態に合わせて角度を調整し、安定性を確保します。
その後、歯茎を縫合し、型取りを行って仮歯を装着します。最後に噛み合わせを確認し、術後の注意点や薬について説明を受けて終了です。
長時間の処置になるため、途中で休憩を入れることもあります。不安や体調の変化があれば、遠慮せず伝えることが大切です。
オールオン6の手術前後で知っておきたいこと
手術時間だけでなく、前後の過ごし方も確認しておくことが大切です。ここでは、準備や回復までの流れを解説します。
手術前に準備しておくことはありますか?
体調を整え、術後の生活を準備しておくことが大切です。
手術前日は十分な睡眠をとり、飲酒は控えましょう。静脈内鎮静法を使用する場合は、食事や飲水の制限が設けられることがあります。歯科医院からの指示を守ることが大切です。
当日は締めつけの少ない服装で来院すると、長時間でも過ごしやすくなります。術後は麻酔や鎮静の影響が残ることがあるため、自分で運転して帰宅することは避けましょう。
また、帰宅後に備えて、やわらかい食事を用意しておくと安心です。おかゆやスープ、ゼリーなど、噛む負担が少ないものが適しています。
仕事や人と会う予定は、数日程度余裕を持って調整しておくと安心です。腫れや痛みの出方には個人差がありますが、無理をしないことが回復につながります。
手術後はどのくらいで普段の生活に戻れますか?
多くの場合、1週間ほどで日常生活に戻れる方が多いです。
術後の腫れや痛みは、2~3日目をピークに落ち着いていくのが一般的です。抜糸は1週間前後で行われることが多く、その頃には症状も改善してきます。
デスクワークであれば数日で復帰できる場合もありますが、身体を使う仕事や人と接する仕事では、余裕を持った予定調整がおすすめです。
また、仮歯を装着した直後は、発音や噛み心地に違和感を覚えることがあります。多くは時間とともに慣れていきますが、気になる点があれば歯科医院へ相談しましょう。
入院は必要ですか?
多くの場合、日帰りで受けられます。
オールオン6は、局所麻酔や静脈内鎮静法で行われることが多く、状態を確認したうえで当日に帰宅できます。ただし、全身麻酔を使用する場合や、持病などによって全身管理が必要な場合は、入院設備のある医療機関と連携して対応することもあります。
どの麻酔方法になるかは、手術内容や健康状態によって異なります。不安がある場合は、事前のカウンセリングで確認しておきましょう。
